狩野 剛 客員教授
Profile
金沢工業大学 情報フロンティア学部 准教授
(独)JICAにおける技術協力、無償資金協力、有償資金協力における国際協力プロジェクトの企画、運営、評価
(一社)ICT for Development におけるオンラインサロン運営・情報発信
(株)野村総合研究所における証券システム開発
科目・専門分野
- ICT4D (ICT for Development)
- Digital Human Resource Development
- 地方創生と外国人高度人材活用
主な研究・実務実績
- Kano, T. (2021). 「バングラデシュIT人材がもたらす日本の地方創生〜協力隊が火をつけた新しい国際協力の形〜」.JICA緒方研究所プロジェクトヒストリーシリーズ.
- Jony, S. S. R., Kano, T., Hayashi, R., Matsuda, N., & Rahman, M. S. (2022). An Exploratory Study of Online Job Portal Data of the ICT Sector in Bangladesh: Analysis, Recommendations and Preliminary Implications for ICT Curriculum Reform. Education Sciences, 12(7), 423.
- Kano, T., Toyama, K. (2020). Bottlenecks of ICT Innovation in Rwanda. Proceedings of the Eleventh International Conference on Information and Communications Technologies and Development, Paper – ICTD 2020 –
- Kano, T., Sheikh, A, M. Toyama, K. (2019). Bimodal IT Career Aspirations in Bangladesh. Proceedings of the Tenth International Conference on Information and Communications Technologies and Development Notes – ICTD 2019 –
- Kano, T., Obeysekare, E., Toyama, K. (2018). Can HCI Replicate the Intangible Gains of International Exposure? A Case Study in Rwanda. HCI Across Borders: Paving New Pathways (Symposium@CHI 2018)
Message
私はこれまで民間IT企業(NRI)、公的機関(JICA)、大学(金沢工業大学・ミシガン大学)と産官学を跨るキャリアを進んできていますが、どの分野においても共通して言えることは、あらゆる業務におけるICTの活用への期待です。これまで、特に国際開発の分野においては、「ICTスキル」「ICTインフラ」といった特定の技術や社会インフラとして見られることが多かったのですが、現在では、ICTを目的としてではなくツールとして使いこなし、SDGsを中心とする社会課題に効率的・効果的にアプローチするものと変化してきています。そして、そのようにICTが社会課題の解決に向けて必須のスキルであることは、開発途上国に限らず日本のような先進国でも同様です。
ICTの社会課題への活用という視点を学ぶことに興味を持った皆さんにとって、KICにおけるインターナショナルな環境で世界中の課題を中心に勉強、研究できるという環境は、日本においては他にない非常に貴重なものになると思いますし、きっと視野を大きく広げてくれる経験になるのではないかと思います。皆さんの挑戦をお待ちしております。