ICTを武器に、
世界の課題を解決する
社会の加速度的な変化に伴う事象は、
経験や基礎知識だけでは対応できない時代となっています。
近年、文部科学省では「総合的な探究の時間」を実施し、社会で求められる
力の育成を求めています。
KICでは世界的コンサルティングファーム「マッキンゼー·アンド·カンパニー」出身の炭谷俊樹学長が指導する「探究実践」を軸に、
国内外のIT業界や国際機関と連携した課題解決や価値創造が可能です。
志高い国内外の学生とともにオンラインとリアル、日本語と英語でICTによる
課題解決手法を、世界の課題を解決する人材へ、共に目指しませんか?
Career Design 学びを通じて自身の
キャリアデザインを設計

WHY KIC? KICの特色

50年を越える
歴史と実績
昭和33(1958)年4月、コンピュータのハードウェアとソフトウェアを解説した国内最初のテキスト「電子計算機-総合設計と基本プログラミング」の著者である福岡富雄によって創立された、「神戸電子学園」を起源として2005年4月に開学した専門職大学院です。

80か国を超える
学生の多様性
開学以降、中国やベトナム、ネパールなどアジアの学生のみならず、ルワンダ、タンザニア、モザンビークなどアフリカ諸国や、アフガニスタン、シリアなど中東地域から多くの学生を受け入れており、これまで受け入れた学生の出身国は80か国を超えます。

平均的な大学院を
超える外部評価
朝日新聞出版社「AERA」による「全国私立サバイバル能力ランキング」全国580の私立大学の中で第1位となった実績や、「国際協力を通じて開発途上の人材育成や社会発展に多大に貢献した」として(独)国際協力機構(JICA)から「JICA理事長賞」を受賞した実績があります。

自分の壁を超える
人材育成
ICT実務経験の有無、出身学部などに関わらず、ICT学習のスタートを切れるようにカリキュラムを整備しています。また、入学直後より長期的なキャリア設計とそれに向けた履修科目に対するアドバイスも行っており、過去のキャリアに縛られず、新しい自分を目指せます。

100%オンラインで修士取得可能
夜授業は全面オンライン、昼授業は教室で対面かオンライン受講によるハイフレックス制を選択することができ、希望すれば卒業まで100%オンラインで修士取得が可能です。様々なライフスタイルに合わせた学びやすい環境を提供します。
実務経験が豊富な教授陣が指導
世界銀行や(独)国際協力機構(JICA)、外務省などの国際開発現場の第一線で活躍してきた教授や、ソニー㈱やパナソニック㈱、三菱電機㈱などの大手IT企業で勤めてきたICTプロフェショナルの教授陣がICTをどのように課題解決に活用するのか指導します。


これからの時代に必要な「探究」を現場で実践
研究室に閉じこもり、パソコンの前に座っているだけでは「探究」にはなりません。積極的に現場に出ていき、本学が長年培ってきた様々なネットワークにおける企業や自治体などと連携を行いながら、PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)などを基に研究を進めていきます。
探究実践型授業によるカリキュラム構成
探究実践型授業とは、コアとなる理論や実践方法を「講義→演習→発表」の繰り返しにより身につけ、ケーススタディで実務に近い課題解決実践を体験するアクティブラーニングモデルです。開講科目のうち演習系および実験系の授業は、基本的にこの形態で実施され、自分の目指す人材像に近づきます。

選べる2つのコース 目的に合わせてコースを選ぶ
ICTプロフェッショナルコース
日本語での授業・4月入学コースICTイノベータコース
英語での授業・10月入学コース ICTプロフェッショナルコースの全課程は日本語で、
ICTイノベータコースは英語で単位取得することが可能です。
両コースは入学時期と使用言語の違いだけで、
基本的に同じ教育プログラムであるため、ICT系科目については
受講生の語学力に合わせて日本語、英語での受講科目を選択することもできます。
OB / OG 在学生・卒業生の活動

大学卒業後、公務員試験の勉強をしながら地元の図書館で働いていましたが、スキルを身に付けてキャリアチェンジしたいと入学を決意しました。図書館で、視覚障がい者も健常者と同様に芸術鑑賞など文化的生活ができないかという課題意識を持っていたため、KICでは触覚と聴覚による絵画鑑賞の試行について研究しました。

エチオピアで農業省の職員として仕事をしており、特に家畜に蔓延する疾病問題に日々向き合っていました。疫病情報が伝わるのが遅れる、正確に伝わりにくいなどの問題がどうしても起きおり、これらを解決するのにICT技術が使えないかと考え、KICでは家畜疾病の防止と制御システムについて研究しました。

ICTに関する幅広い知識を得ることができるため、社会で活躍するための“土台づくり”にはうってつけの大学院だと思い、入学しました。KICでは、QOLに着目したAndroidのパーソナルポートフォリオアプリを開発し、そこで得た研究成果を日本e-Learning学会で発表しました。

元々作業療法士として働いており、KICに入学したには目の前で困っている人たちをデジタルの力で支援できるのではないかと考えたのがきっかけでした。KICでは病気などの原因で発音が正しくできない構音障害(こうおんしょうがい)を持つ人たちの社会参加を促すアプリケーションの開発に取り組みました。

もともとケニアでは廃棄物処理場のプロジェクトに関わっており、中でも主に病院などから出る医療廃棄物の処理について、輸送する手段であるトラックなどのコンテナ機能や集積方法の問題を抱えるケニアの現状を自分の手でなんとかしたいと思い、日本に来日しました。KICではナイロビにおける医療廃棄物の追跡システムについて研究しました。

青年海外協力隊としてセネガルに赴任。将来、ICTを駆使してアフリカを中心に貧困や人権に関する課題に関わりたいと思い、入学を決意しました。KICではセネガル現地での農村と都市の教育格差の大きさを感じていたため、農村の人々を対象にした、公用語のフランス語の学習ができるアプリの作成をしました。