川島 智生 客員教授
Profile
建築史家。一級建築士。京都華頂大学前教授。1998年国立京都工芸繊維大学(博士:PhD)。近代建築史を専門として、文化財指定や登録を担う。科学研究費出版助成により『近代京都における小学校建築』『近代神戸の小学校建築史』『宝塚 温泉リゾート都市の建築史』などを出版。他に『岩﨑平太郎の仕事』『民芸運動と建築』など多数著作あり。小学校建築や近代建築にとどまらず、寺院や神社、住宅の建築をとおして地域史の掘り起こしを行っている。
科目・専門分野
主な著書
- 『近代日本の小学校建築史―鉄筋コンクリート造校舎の成立と展開』単著 中央公論社美術出版社.2023 年(科研学術図書)
- 『戦後モダニズムの学校建築』単著 鹿島出版会 2023 年(科研学術図書)
- 『宝塚 温泉リゾート都市の建築史』単著 関学出版会 2022 年(科研学術図書)
- 『NISSHA 本社工場の淵源 1898-1948 明治期煉瓦造の工場建築史』単著 NISSHA 2021
- 『近代神戸の小学校建築史』単著 関西学院大学出版会 2019 年(科研学術図書)
- 『日本都市史・建築史事典』(執筆分担者)丸善出版.2018 年
- 『近代大阪の小学校建築史』単著 大阪大学出版会 2017 年(科研学術図書)
- 『近代京都における小学校建築』単著 ミネルヴァ書房 2015 年(科研学術図書)
- 『関西のモダニズム建築』共著 淡交社 2013 年
- 『ビール醸造史と産業遺産』単著 淡交社 2013 年
- 『近代奈良の建築家 岩崎平太郎の仕事―武田五一・亀岡末吉とともに』単著 淡交社 2011
- 『民芸運動と建築』共著 淡交社 2010 年
- 『「観光のまなざし」の展開』共著 春風社 2004 年
- 『阪神・淡路大震災と歴史的建造物』共著(部分) 思文閣出版 1998
- 『近代日本における小学校建築』単著 京都工芸繊維大学博士論文 1998 年
主な研究
- 戦後学校建築におけるモデルスクールの果たした役割
- 小学校校舎を主体とした災害復興の建築学的研究
- 産業遺産の価値変遷と保存・利活用のあり方、持続可能なマネジメントの国際比較
- 学校図面分析による戦前戦後の技能労働者教育に関する歴史的研究
- 大阪湾岸臨海工業地帯の産業・港湾遺産と複合的景観の文化的価値についての研究
- 南海トラフ地震に備えた事前の「復興計画」の提案 地域文脈の解読と集落都市の再編
- アーツ・アンド・クラフツと民藝―ウィリアム・モリスと柳宗悦を中心とした比較研究
- 東西文化の磁場―日本近代建築・デザイン・工芸の脱―、超―領域的作用史の基盤研究