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言語スイッチャー

研究室紹介

赤松 徹 教授

研究室概要

カーネル内部をブラックボックスとして利用するならば、わざわざオープンソースを使用する必要はありません。内部処理を詳細に理解できると、トラブルが発生した時にすばやい対応ができます。もし内部処理を知らなければ、リブートするだけで、原因究明・再発防止対策もできません。不具合がどの部分で発生し、トラブルの原因は何かを究明するためにも、問題発生以前に処理内容を熟知しておくことが将来有望なエンジニアの根底となる技術です。

コンピュータを単独で利用するだけでなく、インターネット接続すると全世界と通信できます。これはTCP/IPという世界標準のプロトコルが決まっているからです。LinuxはTCP/IPの全手順を公開されているので読むことができます。このTCP/IP技術を修得すると、世界に通用するネットワーク技術者となれます。設定・運用管理・トラブルシューティング・セキュリティ対策等、今後多くの分野で活躍できる技術者になるでしょう。IPv4だけでなく、最新のIPv6の内部処理も読んで、動作確認をしています。

Linuxのほとんどは、C言語というプログラム言語で書かれていますから、最初に、C言語の読み方・書き方の技術修得から始めます。その国で育ったならば、その国の言語(日本語・英語・ドイツ語・中国語等々)はだれでも話します。C言語も同じで、毎日毎日のトレーニングで上達します。ある一線を越えると、カーネルであろうが、システムコールであろうが、ユーティリティであろうか、サーバやクライアントプログラムであろうが何でも読み書きできるようになります。C言語で書かれたカーネル・ソースを自由自在に読み書きできるように訓練します。

Linuxカーネルを中心として、オープンソースを読んだ内容を雑誌等に連載しています。

研究室概要

最新のLinuxカーネル2.6のネットワーク部分のカーネル・ソースを解読し、セキュリティ面の強化や改良を行っています。カーネル内部のシステム・コールを有効に利用するiputilsやcoreutilsなどのユーティリティ、IPv6やネットワーク監視システムも研究分野です。

研究設備

最新の64ビットCPUを使って、高速にカーネル等のコンパイル作業ができる設備を使用しています。またディスクレス・マシンを使った家庭用のLinuxサーバ構築の実験も行っています。

ゼミ学生インタビュー

ネットワークスペシャリストとして、日中のネットワーク技術に貢献したい。

  • 楊 海峰

留学先の北陸大学未来創造学部を卒業後、KICへ入学。
外国人研究生として1年間、ITの基礎を学び、2010年4月に修士課程に進学。

留学先の日本の大学では法律を勉強しました。しかし、日本での就職活動が難航したため、IT技術を身につけ、さらにレベルアップして就職活動に臨もうと思い、KICへの入学を決めました。ITの専門知識はなく、日本語での講義に不安があったので、外国人研究生の制度を利用し、1年間、ITの基礎を勉強した後、2010年に修士課程に合格しました。
赤松研究室には、私以外にも数名留学生がいるのですが、先生はとても親切で、どんな質問にも優しく丁寧に答えてくれます。また、授業では、既存のネットワークシステムの問題点を分析して、より安全なネットワークシステムの構築について、オープンソースソフトウェアを活用しながら教えて頂いています。私の研究テーマは、サーバ動作を停止させる攻撃の1つであるSYNフラッド攻撃を防止するシステムの構築です。近い将来、ネットワークスペシャリストの試験に合格して、ネットワーク技術者として、日本と中国の技術発展に貢献したいと考えています。

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