いよいよICTプロフェッショナルコース2年生の修了が2024年3月と近づいてきました。神戸情報大学院大学(KIC)は修了発表会(研究活動成果の最終報告)に向かう中間報告としての位置付けとなる中間審査発表会を開催しました。学生たちが取り組んできた自身の研究背景、課題、解決策と実施方法、検証結果等についての発表と質疑応答を通じて、個々の研究活動の軌道修正、精度向上を図り、最終報告への詰めを行うことを目的としています。
髙原真佑さんの研究は、ケニアにおける貧困層児童の状況に関する研究と、その改善のための解決策を模索することです。具体的には、経済格差と教育格差の関連性に焦点を当て、ケニアの児童が直面する課題を理解し、より良い教育システムと学習環境を創造するための研究活動を行っています。また、ケニアの子どもたちがより良い未来を築くことができるように、自身も研究活動の一環でケニアに短期訪問し、様々な活動や提案方法を検討していることを示しました。
関戸貴大さんは高校の探究学習に関する現状の課題を特定し、これらを解決するための新たな教材としてメタバースを活用した探究学習教材を開発することです。具体的には、高校生が興味を持ちやすく、探究学習のモチベーションを向上させるために、ICT技術とメタバースの要素を組み合わせた教育コンテンツを提供することを目指しています。この研究は、生徒がより積極的に学び、創造的な思考を育むことを目標としています。
その他にも様々な視点での発表がありました。
その他の発表テーマ(※一部抜粋、仮テーマも含みます)
・深層学習を用いた CT画像からの胸部大動脈損傷検出
・飲⾷店とユーザーを結ぶ⽀援に関する研究
・メッセンジャーアプリとウェブサイトを活用した通信制学校在籍者へ対する支援の可能性に関する研究
・歯科矯正中の食事制限における外食場所検索支援ツール
・農業 IoT 機器を用いたガーベラ栽培支援
学生たちはさらに自身の研究に磨きをかけ、年明け2024年1月に修了判定となる最終報告会が実施されます。