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大切なのは学生との良好な「つながり」 ~ICT技術で教育の実現に挑戦(前編)~

ICT技術と開発途上国

2014/11/18

学問と学生の橋渡しすること

学問と学生の橋渡しすること

助教 パラチャ サミウラ
(※)パラチャ先生は2016年9月末日付で本学を退職されています。

私の考える「素晴らしい先生」というのは、学生とのコミュニケーションを大切にし、お互いに心を開いてつながれていること。これが成功していれば、教員の仕事の半分はもうすでにやり終えたといっても過言ではありません。学問や知識は文献からでも学ぶことはできますが、そこに教員という人間が存在することに意味があります。なぜなら学問と学生との橋渡しのような重要な役割を担っているからです。私もできる限り学生一人ひとりの気持ちを大切にくみ取り、接するように心がけています。

モットーは「枠にとらわれない授業スタイル」

授業では、プロジェクト形式、ロールプレイ、ゲーム形式、ディスカッションなど、実践的な方法を取り入れて、学生自身が自ら学んでいけるようにしています。また、学生の興味ある要素を柔軟に授業に取り入れています。例えば若い学生はiPhoneに大変興味がありますので、授業でもひとつの材料として活用することもあります。常に枠にとらわれない方法で授業を行うことが私のモットーであり、スタイルなのです。

21世紀の「水問題」を研究

今、興味を持っているのが「水」の問題です。水は生命を育む上で欠かせないものですが、その水を巡ってさまざまな国で保有に関する問題が起きています。現在私が受け持つタンザニアの学生がこの水の問題についてICT技術を使って管理する方法を研究中です。日本ではすでにセンサーを用いた水の管理が一般的に行われていますが、開発途上国ではまだほとんど行われていないのが実状です。タンザニアにはため池が多くあり、その管理に、ICT技術を使って行う方法を模索しています。20世紀においてはイラクなどをはじめとして、石油をめぐる問題が頻発していました。21世紀の現代では、それが水にとって代わられたと言われています。私自身にとってもこれまで知らなかった部分も多く、学生と一緒に挑戦する気持ちでこの問題に取り組んでいます。

日々、学生から教えられることも

これまで私自身が学び、研究してきたテーマに「ICT技術をいかに教育に生かすのか」があります。「デジタルストーリーテリング」「インテリジェントチュータリングシステム」「アイトラッキング」などのシステムをいかに教育に生かしていくのか、その方法を長く研究してきました。現在は学生に教育を与える立場となりましたが、教員としての毎日は、研究のまっただ中にいるような日々です。学生との関わりの中では、彼らから逆に教えられることもたくさんあり、とても刺激的な毎日です。

誰かに何かを与えられる人に ~ICT技術で教育の実現に挑戦(後編)~

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サポートはいくらでもするし、困ったことがあればいつでも相談してほしい。また、これから「世界の人々の役に立ちたい」と考える人にとって、KICは全力でそのサポートができるでしょう。

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