神戸情報大学院大学(KIC)は、例年JICAによる課題別研修「ICT案件形成能力向上」の受け入れを年2回実施し、ICTを活用した開発課題の解決プロジェクト形成能力の向上支援を行っています。2024年度の初回の研修は、6月から7月にかけて約1か月間実施され、15カ国から計15名の研修員がKICを訪れました。(前回記事:https://www.kic.ac.jp/news/20870/)今回2回目の研修は1月から2月にかけて実施され、受け入れ国はアゼルバイジャン、バングラデシュ、ブータン、ジョージア、コソボ、キルギスタン、ラオス、北マケドニア、パキスタン、ソロモン諸島、スリランカ、タジキスタン、東ティモール、トンガ、トルクメニスタン、バヌアツの16カ国から計16名です。
※課題別研修・・・日本側が研修内容を企画・計画し、開発途上国に提案する研修です。日本が有する知識や経験を通じて途上国が抱える課題解決に資するよう、国内の多くの関係団体と連携しつつ実施しています。病院管理のノウハウ、地方自治制度、また伝統的な農業技術から最先端の科学技術に至るまで、多岐に亘る分野をカバーしています。(JICA HPより引用)
研修員たちはKICの「探究実践」を学びつつ、神戸市に拠点を置く富岳やMicrosoft AI Labへの見学など、学外での学びも並行しながら、それぞれの国の課題解決策を検討しました。
最終日には今回の学びで得た自国が抱える課題への解決策のアクションプランの発表を行い、意見を交わしました。
16ヵ国16名の発表が無事に終わり、研修員へ修了証が授与されました。
KICは引き続き、世界中の様々な課題解決に挑戦する人材の育成に寄与していきます。