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研究室紹介

嶋 久登 教授 研究室

ネットワークアプリケーションとセキュリティの研究

研究室概要と研究テーマ

嶋研究室では、クラウド上のサーバーと機器の連携によるさまざまなアプリケーションとそのようなアプリケーションに必要なセキュリティの技術を研究しています。
最近では多くの機器が、インターネットを通してクラウド上のサービスと連携して動くことにより、今までになかったようなアプリケーションを提供できるようになってきました。。クラウド上のサーバーは簡単に使えますし、高機能なスマートフォンなどのプラットフォームの普及により、サーバーと端末が連携するアプリケーションが簡単に作れるようになってきました。また、最近ではセンサーなどがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)という時代になろうとしています。それらを使うことでいろいろな課題を解決するアプリケーションを提案しています。
また、ネットワークサービスを使って開発途上国などの社会課題を解決するICT4D( ICTを活用した社会開発)にも注目しています。開発途上国ではインフラや公共サービスの整備が遅れている反面、携帯電話やスマートフォンが普及してきています。クラウド上のアプリケーションと携帯電話で、銀行や医療などのサービスを提供することができます。
いろいろなサービスと機器がネットワークでつながるようになるとネットワークのセキュリティが問題となります。そのため、キャプチャなどの認証技術、ファイヤウォールや暗号化などのセキュリティの技術を組み合わせて安全なサービスを作る方法を研究しています。
メーカーにおいて多くのネットワーク製品やセキュリティの技術の開発を行ってきた経験をベースに、社会やビジネスの役に立つ機器やサービスを開発する手法を伝えたいと思います。

研究・指導方法

嶋研究室では単に技術を技術として勉強するのではなく、実際の社会やビジネスの役に立つ機器やサービスの開発ができる人材になってもらうことが目標です。そのため、社会やビジネスでの課題やその解決策について議論し、関連する企業やユーザーなどとコミュニケーションをとって、実践的に使えるバランスのとれたシステム開発を学生と教員が一緒になって考えていきます。 また、実際に自分の手で機器やサービスを作って動かせる人材になっていただくため、サーバーの設定やサーバーやクライアントのソフトウェアの開発を実際に行ってもらうことにしています。使用する言語やシステムは目的に応じてさまざまですが、動くシステムを自分で作る技術を身に着けてもらいます。 嶋研究室には、留学生の学生もいます。海外との仕事に興味のある学生も歓迎します。

研究室所属学生インタビュー

研究中の新しいウェブサービスを、家庭で使えるよう実用化したい

  • 岡本 悠作

関西学院大学社会学部卒業。大学の授業でHTMLやプログラミングに触れたことをきっかけにIT業界を目指すようになり、KICへ。

過去にソニーでビデオ関連の仕事に携わっていた嶋先生のゼミでは、特にネットワークやセキュリティについて詳しく学ぶことができます。現在、嶋ゼミを通して知った“新しいウェブサービス”の技術を研究しています。家庭の分電盤にあるセンサーを取り付けるだけで、各種電気機器の使用状況がどこからでも把握できる技術です。これを上手に応用すれば省エネやエコに役立つだけでなく、離れて生活している家族の生活情報を知ることもできます。今はまだ基礎研究の段階ですが、これを実用化するのが私の目標です。新しいゼミなので先輩がおらず、研究の時間配分を考えて予定を立てる進行管理などにも不慣れなため戸惑うことが多い日々です。文系出身だからITを学んできた年月は浅いですが、そのぶん理系学生よりも広い視野を持てているはず、と前向きにとらえ、将来はIT系企業で活躍したいと考えています。

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