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研究室紹介

伊藤 守 教授 研究室

プロジェクトマネジメントの実践力を高め、真のプロフェッショナルを目指す

研究室の概要

ソフトウェアの本質に迫るプロジェクトマネジメントの実践ICTシステムはさまざまな分野や用途で活用されており、もはやICTシステムなしでは日常生活が成り立たないと言えます。このICTシステムを正しく理解するには、ICTシステムを外部から見るだけでなく、ICTシステムに必ず含まれるソフトウェアを理解することが大切です。 ソフトウェアとは不思議な存在です。人工的な構造物であると共に、小説のような著作物でもあります。ソフトウェアは製品そのものになりますが、製品を動かす部品にもなります。ソフトウェアは開発することはできますが、製造することはできません。ソフトウェアは故障しませんが、時とともに悪化することがあります。ソフトウェアはとても魅惑的な存在です。人の心を惹きつけ、時に迷わせ、苦しめます。ソフトウェアとうまく付き合うには、ソフトウェアの特徴をよく知り、理論と実践の両面からアプローチすることが有効です。

主な研究分野・テーマ

ソフトウェア工学、プログラム&プロジェクトマネジメント、リーンスタートアップソフトウェア工学、プログラム&プロジェクトマネジメント、リーンスタートアップ 現在、コンピュータは身の回りの至る所に存在します。ほとんどの家電製品には一つ以上のコンピュータが内蔵されています。また、最新の自動車には50個から70個のECU(Electronic Control Unit)と呼ばれるコンピュータシステムが搭載され、車載ネットワークによって相互接続されています。これらのECUには専用のソフトウェアが組み込まれ、車載ネットワークを介して各ソフトウェアが協調して動作します。ソフトウェアに関する技術はこの半世紀に劇的に進化しましたが、それを上回るスピードでソフトウェアの規模や複雑さが急拡大しています。 また、ソフトウェアにはエンジニアリングだけでは解決できない問題も多く、学際的なアプローチが求められます。例えば、ソフトウェアの不具合の問題は、ソフトウェア設計だけでなく、開発プロセス、品質管理、統計学、マーケティング、リスクマネジメント、企業倫理、組織論、心理学など多くの要因が複雑に絡み合っています。プログラミングはソフトウェア開発の一部にすぎません。ソフトウェア技術者の役割はますます拡大しています。当研究室では、ソフトウェア工学だけでなく、ビジネス開発や社会課題解決にも挑戦しています。

研究・指導方法

プロジェクトマネジメントの実践当研究室の活動の基本はプロジェクトマネジメントの実践です。学生の皆さんが研究テーマを起案し、計画を立て、プロジェクトとして主体的に推進し、教員がプロジェクトを支援する形態をとります。実際にプロジェクトが思い通りに進むことはあまりありません。いろいろな問題に直面しますが、自分たちだけで解決しようとするのではなく、国内外の専門家の協力を得ることが大切です。積極的に研究室の外へ飛び出しましょう。答えは現場にあります。

研究室所属学生インタビュー

語学力とマネジメント力を生かし、日本で仕事がしたい

  • 梁 峰

中国の長春市出身。地元の大学で日本語を専攻、企業での勤務経験を経て日本へ。将来は中・日・英3カ国語の語学力を武器に日本企業での活躍を目指す。

日本に来たとき、日本語はできるようになっていましたが、ほかにこれといった武器がなかったんです。これからの時代、高度なITの知識や技術を持った人材がますます求められていくだろうと考え、当時通っていた日本語学校の教師からのアドバイスもあって、思い切ってKICへ入りました。コンピュータのことは何も知らない、全くのIT未経験者でしたが、一から基礎知識を教えてくれる補講があったのでついていくことができました。全体を管理するプロジェクトマネジメントに興味があったので、プロジェクトマネジメントの実践を取り入れている伊藤ゼミを選びました。現在、藤原ゼミと共同で医療の大きなテーマに取り組んでおり、そのサブテーマの一つとして私個人は、スマホなどの端末を利用した高齢患者の通院ルートの見守りシステムについて研究しています。修了後は日本での就職を考えています。語学力に加え、ここで学んだ課題解決力やマネジメント力を生かせる仕事がしたいです。

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