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伊藤 守 教授 研究室
「すべての人のためのデジタルトランスフォーメーション」をビジョンにかかげ、不確実な時代を生き抜くために必要なスキルの修得に取り組んでいます。
研究室の概要
現在、ICT システムは様々な分野で使用され、日常生活に欠かせない存在となっています。このICT システムを正しく理解するためには、外側から眺めるだけでなく、ICT システムを駆動するデジタル技術の力を理解することが重要です。デジタル技術は、時間や空間の制約を取り除き、大量のデータを蓄積し分析することができます。そして、そのデータを機械学習することによりビジネスを変革することができます。このプロセスをデジタルトランスフォーメーション(DX)と呼びます。研究室では「すべての人のためのデジタルトランスフォーメーション」をビジョンにかかげ、「不確実な時代を生き抜くために必要なスキルを獲得」をミッションとして活動しています。
主な研究分野・テーマ
私たちは、社会の問題、地域の問題、組織の問題、個人の問題など様々な問題を研究テーマとして取り上げ、DX による問題解決に取り組んでいます。そのため、Web 技術、UX (User Experience) デザイン、クラウドコンピューティング、機械学習、データサイエンスなど、できるだけ最先端のデジタル技術やサービスを活用してソリューションを開発しています。私たちを取り巻く環境は目まぐるしく変化しており、従来の手法がすぐに陳腐化する可能性があるからです。勇気を持って DX に挑戦し、一緒に問題を解決しましょう。
研究・指導方法
私たちは、デザイン思考やリーンスタートアップ、アジャイルなどの考え方を基に、ユーザーを中心とした研究に取り組んでいます。素晴らしい技術を使っても、ユーザーにとって使いにくいシステムを開発してしまうと、問題解決にはつながりません。そのためには、まずユーザーを深く理解し、ユーザーが抱える問題を正しく定義して分析します。次に、ユーザーの視点からソリューションを設計し、プロトタイプを開発します。そして、実際にユーザーにプロトタイプを利用してもらい、問題点を抽出して、設計を改善します。このサイクルを繰り返すことで、ユーザーが使ってみたくなるようなソリューションを作り上げます。
研究室修了生インタビュー
語学力とマネジメント力を生かし、日本で仕事がしたい
- 梁 峰
中国の長春市出身。地元の大学で日本語を専攻、企業での勤務経験を経て日本へ。将来は中・日・英3カ国語の語学力を武器に日本企業での活躍を目指す。
日本に来たとき、日本語はできるようになっていましたが、ほかにこれといった武器がなかったんです。これからの時代、高度なITの知識や技術を持った人材がますます求められていくだろうと考え、当時通っていた日本語学校の教師からのアドバイスもあって、思い切ってKICへ入りました。コンピュータのことは何も知らない、全くのIT未経験者でしたが、一から基礎知識を教えてくれる補講があったのでついていくことができました。全体を管理するプロジェクトマネジメントに興味があったので、プロジェクトマネジメントの実践を取り入れている伊藤ゼミを選び、スマホなどの端末を利用した高齢患者の通院ルートの見守りシステムについて研究しました。修了後は語学力に加え、ここで学んだ課題解決力やマネジメント力を生かせる仕事に就くことができました。