9月14日(金)、神戸国際会館にて、神戸市、レックスバート・コミュニケーションズ株式会社、JICA、JETRO、そして神戸情報大学院大学の共催で「2018年度第1回アフリカビジネスセミナー“アフリカビジネスとイノベーション”」が開催され、昨年度のセミナー(関連トピック:https://www.kic.ac.jp/news/3824/)に引き続き、本学の福岡賢二副学長が講演いたしました。
本セミナーはアフリカビジネスに関心のある日本企業を対象に、アフリカのビジネス環境や他企業のビジネス進出事例を紹介し、企業の進出機運を高めることを目的としております。平日の日中にもかかわらず多くの企業から約50名の参加があり、注目度の高さがうかがえました。セミナーでは、「アフリカビジネスの始め方」を軸に、シスメックス株式会社、レックスバート・コミュニケーションズ株式会社、そしてアフリカにおけるICTイノベーションの先駆者として神戸情報大学院大学の3団体による事例紹介が行われました。
実際にアフリカでビジネスを始めているヘルスケア事業のシスメックス株式会社グローバルサポート本部欧米部長の川村陽太氏は、アフリカへビジネス進出を考えている企業が連携し、情報共有していくことが重要であると話しました。
ビジネスコミュニティ・ルワンダツアーを企画し、ルワンダをはじめとしたアフリカ諸国と日本の懸け橋として本邦初のオフショア事業を手掛けているレックスバート・コミュニケーションズ株式会社代表取締役の田中秀和氏は、アフリカ全体として、社会の仕組みがまだまだ改善の余地がある一方、先進国の課題を解決できるポテンシャルを持っており、各企業アフリカ進出へチャレンジしてほしいと述べられました。
また、本学福岡副学長からは、ルワンダとの取り組みや、TICADなど、これまでのアフリカとの取り組みを通し、アフリカICTビジネスの可能性について触れながら、「アフリカはICTやイノベーションについて非常に有望な市場であり、そこに関わることで日本でも新たなイノベーションが生まれる機会を得られる」と、今後の神戸市とアフリカ、そして神戸情報大学院大学の三者の展開についての展望が語られました。
本学のICTを通したアフリカでの取り組みが、今後も期待されています。