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お知らせ

【バングラデシュODAレポート第7弾】現地ICT商工会と持続可能なプログラム運営に向け協議

研究活動

本学が国際協力機構(JICA)より委託実施するバングラデシュにおける技術協力事業「日本市場をターゲットとしたICT人材育成プロジェクト」では、今年3月のITEE(情報処理技術者試験)においてバングラデシュ史上最多の合格者数を輩出した他、バングラデシュ国内における自立的ICT人材育成システムを支えるベンガル人トレーナーの養成研修(Training of Trainers : ToT)も、順調に進行しています。さらに5月に東京ビッグサイトで開催され、プロジェクトがバングラデシュ企業の商談をサポートした国内最大のIT専門展「JAPAN IT WEEK」では、多くの日本企業がバングラデシュパビリオンに商談に訪れ、「日本とバングラデシュ間のICTに関連する経済交流を促進する」というプロジェクトの上位目標に対しても、確かな手応えを感じております。この度、プロジェクト主担当の宮本行庸KIC特命准教授がバングラデシュへ5度目の渡航(期間:5月28日~6月6日)を実施し、以下の取組みを実施して参りました。

~政府機関および関連企業への成果報告~
政府事務次官やICT関連企業を訪問し、これまでの成果を報告するとともに、本プロジェクトの国家事業化など、さらなる発展に向けたアピールを行いました。訪問先の反応はいずれも良好で、プロジェクトの成果が高く評価され、さらに今後の活動への期待が寄せられました。

~次回ITEEに向けたキックオフイベントの実施~
先般のITEEにおける合格者、ハーフパサー(午前試験か午後試験のどちらか一方のみ合格)、指導者を志す研修員の各々に対して、次のステップに向けて努力を続けるよう激励し、アドバイスを送りました。

~指導者向け本邦研修の事前オリエンテーション~
バングラデシュにおける自立的なICT人材育成システムの構築に向けては、現地人トレーナーの育成が不可欠であり、本プロジェクトでは大学教員、企業人、政府関係者ら計50名を対象にした指導者養成研修(Training of Trainers : ToT)を実施しております。これらの指導者候補生の中から、さらにリーダー的存在となる「マスタートレーナー」を養成するため、7月下旬から日本国内での研修(本邦研修)を予定しています。今回の渡航中、本邦研修の対象として6名を選抜し、事前オリエンテーションを行いました。

~BASISとのプロジェクト運営に関する協議~
現地のICT商工会であるBASIS(Bangladesh Association of Software & Information Services)と、K-BIT(Kobe Bangladesh Information Technology)プログラムに関する協議を行いました。K-BITプログラムは、本学および神戸市、そしてバングラデシュ間での連携を強化し、本プロジェクトの持続可能な運営を目的に計画され、将来、技術的にも語学力的にも日本企業で働くことができるバングラデシュのICT人材育成の促進を目指しています。

次回は7月末から開始される本邦研修の様子をお知らせしたいと思います。引き続きKICの国際貢献活動にご注目ください。

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