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【講義レポート】パブリック・リレーションズ

研究活動

6月13日、井之上喬客員教授による講義「Public Relations」(ICTイノベータコース対象)の最終回を取材致しましたので、レポートさせて頂きます。本学のICTイノベータコースには、アフリカなど巨大な成長市場を有する途上国を中心とした海外からの国費留学生が数多く学んでいます。ビジネスとそのステークホルダーがグローバル化する現代において、彼らの多くは、母国の将来を担うリーダーとしての活躍を期待されており、国際的に通用する戦略的なパブリック・リレーションズのスキルを身につけることが、将来の彼らのビジネスを成功させ、厳しい国際競争に生き残るための重要な要素の一つとなっています。

この講義では、パブリック・リレーションズのオーソリティとして知られ、コンサルティング、講演、著書の執筆など、国内外で幅広い活躍をされている井之上先生が、ご自身の理論と豊富な知見・ケーススタディを基に戦略的パブリック・リレーションズの手法を教授します。そして組織の活動やビジネスにおいて、顧客、競合他社、従業員、一般市民、行政など様々なステークホルダーとの関係をマネジメントすることが、ビジネスの成功や、組織の永続には不可欠であることを理解し、さらにパブリック・リレーションズそのものの奥深さに触れることを目的としています。

パブリック・リレーションズにおいては、ステークホルダーとの良好な関係を築き、組織や事業に対する理解者、協力者を増やすことで、ビジネスを成功に導きますが、その過程においては、自社の強みや弱み、取り巻く環境などを慎重に調査、分析し有効な戦略を立てることが必要となります。今回取材した最終講義では、これまでの講義の総まとめとして、例題として扱ってきた「インバウンド増大を目的とした日本のSWOT分析」や「様々な企業広報のケーススタディ」を振り返りながら、戦略的パブリック・リレーションズの手法の再確認と、重要性の再認識を行いました。また、日本のSWOT分析において列挙された「原発問題」、「GDP」、「高齢化社会」、「サブカルチャー」など個別のキーワードに対しても、井之上先生が解説されると、受講生からは多くの質問が投げかけられました。受講生にとっては、戦略的パブリック・リレーションズの手法だけでなく、調査、分析を通じて得た、(例えば対象が「日本」であれば、日本の歴史、文化、商習慣、直面する社会問題などについての)情報や知見が真に役立つパブリック・リレーションズを実現するうえで不可欠となることを実感する機会となりました。尚、最終講義の後は7時から夜景の綺麗なレストランでの懇親会も行われ、有意義な講義の締めくくりに、楽しいひと時を料理とともに味わいました。

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