インフィオラータとはイタリア語で「花を敷きつめる」という意味。道路や広場に花で絵を描くイベントとして、ヨーロッパの各都市で開催されています。神戸においては、1995年に起きた阪神・淡路大震災の復興イベントとして1997年に三宮地区で始まりました。現在では、神戸各地に広がり、春の風物詩として認知されているこのイベントに本学も2016年から参加し、地域の方々と共に花絵制作に加わっています。
5月3日~5日にかけて開催された今年のインフィオラータは「花のアニマルパレード」と題し、動物がテーマ。本学では現在、多様な国々から、様々なバックグラウンドを持った留学生が集い、お互いの文化や習慣を理解し合いながら学んでいますが、その様子を自然と動物たちの調和になぞらえ「KIC Diverse Nature」というタイトルでデザイン画を作成。それを赤、白、黄、紫、ピンクのチューリップの花びらや緑色の茎、茶色い木片などを使って、5M×10Mの花絵に表現しました。当日は曇り空と強風の中で始まり、制作に一苦労する面もありましたが、花絵が完成するにしたがい晴れ間が現れ、キラキラとした日差しと様々なデザインの花絵が北野坂一面を彩りました。