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お知らせ

エチオピア投資促進セミナーin神戸

お知らせ

2018/2/10

2018年2月6日、神戸市、JICA関西、ひょうご・神戸国際ビジネススクエア、駐日エチオピア連邦民主共和国大使館の主催で「エチオピア投資促進セミナーin神戸」が開催され、セミナー後半のパネルディスカッションでは本学の福岡賢二副学長がファシリテーターを務めましたので、レポートさせて頂きます。

本セミナーは、諸外国からの企業進出により急速な経済成長が続くエチオピアについて、最新ビジネス・投資環境の情報を、アフリカ進出を検討している企業へ提供するために開催されました。セミナーには、来日中のエチオピア投資委員会および工業団地開発公社の幹部が率いるミッション団を招き、同国の投資環境やビジネス機会、工業団地の整備状況等についての情報や、JICAによるエチオピアでの産業関連の支援業務内容、中小企業に向けた海外進出支援事業に関しても紹介されました。現在、神戸市もまた、市内企業のエチオピアを含む東アフリカ地域への進出支援をすべく、本学の修了生でもある元エチオピア国家公務員のエドリス氏をアフリカ神戸リエゾンオフィサーとして起用しているなど、エチオピアを核としたアフリカ大陸への進出の熱がここ、神戸市を中心に高まっております。同市を拠点としている本学、神戸情報大学院大学の福岡副学長は、教育セクターにおけるアフリカ進出の先駆者として、今回のパネルディスカッションにおけるファシリテーターとして招かれました。

今回のセミナーでは、急成長するエチオピアへの投資にスポットが当てられました。会場となった神戸市産業振興センターのレセプションルームは、本学のエチオピアからの留学生を含み、定員70名をゆうに超える来場があり、エチオピアをはじめとするアフリカへの注目度の高まりを感じました。

駐日エチオピア連邦民主共和国・大使館特命全権大使のチャム・ウガラ閣下、駐エチオピア特命全権大使斎田氏、エチオピア連邦民主共和国・外務省アクリル・ハイレミカエル国務大臣による開会ご挨拶の後、エチオピア投資委員会副長官タカ・ゲブレイェスス氏からエチオピアへの投資機会、工業団地開発公社副社長シフェラウ・ソロモン氏からエチオピアの工業団地、そして、JICA産業開発・公共政策部民間セクターグループ富田洋行氏からJICAのエチオピア産業開発支援について、それぞれ紹介がありました。

福岡副学長がファシリテーターを務めた後半のパネルディスカッションでは、パネリストとして、(株)フクナガ・エンジニアリングの古川氏、プノンペン経済特区(株)の上松氏、神戸市新産業グループで、本学の修了生でもあるエドリス氏、そして、エチオピア連邦民主共和国外務省総局ゼラレム氏の4名を迎え、「エチオピアへの本邦企業投資の拡大に向けて」と題し、議論が交わされました。各パネラーから、それぞれエチオピアへ向けた取り組みが紹介された後、エチオピアという新たな生産拠点としてのポテンシャルや課題について話題が及びました。インターネットの規制が起こり得ることや、物流の難しさなど課題はあるものの、魅力として、自立心と成長意欲を合わせ持つ真面目な国民性や、リーズナブルな電力や地価など、現在日本の多くの企業がエチオピアを注目していることが述べられました。また、エドリス氏から、神戸市とエチオピアの今後の展望として、神戸市とエチオピア、そしてICTを軸に発展を続けているルワンダも含めたICT事業の連携強化を行っていきたいとし、アフリカ進出を検討している企業には情報提供を惜しまないという力強いコメントもありました。

主催者である神戸市さま、JICA関西さま、そして、関係各位の皆様、ご参加頂きました皆様、誠に有難うございました。

神戸情報大学院大学では、これまでアフリカ諸国をはじめ、64の国と地域から200名以上の留学生、研修生を受け入れてまいりました。本学のICTイノベータコースを修了した学生の中には、エチオピアからの留学生も多く、ICTを中心としたフィールドで活躍する有望な若者も数多くおります。本学としてもエチオピアのアディスアベバ商工会議所と連携協定を結ぶなど、エチオピアをはじめ、途上国の持続可能な発展にICT人材育成の面から貢献致しております。今後も神戸情報大学院大学のアフリカ諸国での取り組みにご注目ください。

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