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【バングラデシュODAレポート第3弾】ICT人材育成、模擬試験で早くも成果!!

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本学が国際協力機構(JICA)より受託実施しております、バングラデシュにおける技術協力事業「日本市場をターゲットとしたICT人材育成」プロジェクト(主担当:宮本行庸特命准教授)では、バングラデシュにおけるICT人材の育成と、さらに同国内で自立的にICT人材を生みだす循環を作り出すことを目標にしています。具体的な取り組みとして、ITEE(情報処理技術者試験)の合格者を増やし、その実績を足掛かりに、プロジェクト自体をバングラデシュの国家事業に昇格させる活動を行っています。昨年の7月から約半年間で、「現地実情視察」、「人材育成計画の策定」、「独自教材の作成」、「講義などの実教育」の順に着々とプロセスが進行する中、先月行われた模擬試験(バ国内では初の試み)で、早くも大きな成果が表れることとなりました。
模擬試験には3月に行われる本試験の受験予定者や、バ国内で本プロジェクトと同時進行している他のICT人材育成プログラムの対象者等を中心に155名が受験し、午後試験満点者7名を含む45名(全体の29%)が合格基準に到達しました。バ国においては、2013年にITEEを開始して以来、「受験者158名中25名合格(合格率16%)」というのが最高成績(近年では年間合格者一桁台が続き低迷している)であり、今回の模試では、プロジェクトの成果として、バ国の過去最高記録を大きく上回るポテンシャル(直近2017年10月の試験結果との比較では10倍の合格率)を既に獲得していることが示されました。
宮本特命准教授によると、『今回の模擬試験では、バ国の就職試験シーズンと重なったこともあり、多くの受験キャンセルが出たが、「①本試験では既に500名規模の受験者を見込める状態にある。②育成対象者に模擬試験結果の分析を受けとめさせ、今後の学習プランに対する意欲向上に成功している。③その結果、自立した人材育成システムの萌芽として育成対象者同士での切磋琢磨や学び合いが始まっている。」等のことから、3月の本試験ではバ国では前代未聞の100名合格も視野にいれている。また、その実績ができれば、プロジェクトの国家事業化も一気に加速できるはずである。』との力強いコメントを頂きました。プロジェクトは2019年10月まで続きますが、開始からわずか半年で非常に大きな進捗を見せており、今後の展開と最終的な成果に大きな期待がかかります。引き続き、KICのグローバル活動にご注目ください。

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