創造性開発特論(M1 専門領域)は、課題発見や解決のために必要な創意工夫の力や柔軟な思考力を鍛え伸ばすための授業です。アイディア創成や発想法などに関する様々な手法を取り入れながら、アクティブラーニング形式で学んでいきます。(以前、サービスデザイナーの北村和香子さんをゲスト講師にお招きした第2回・3回の講義をレポートさせて頂きました)
本日はその最終回。これまでの講義を通じて学んだ知識や概念を実践に移す場として、3つのチームがプレゼンテーションを行いました。3チームのテーマはそれぞれ、サバイバルに役立ったり、充電ができたり、模様を変えられるなどの機能をもつ「スマートアンブレラ」、電子ロックやGPSなどを利用した「財布の紛失対策」、プレミアムフライデーや地域社会の活性化を巻き込んだ「献血者増加施策」で、「プロダクト」から「サービス」、「仕組み」までバリエーションに富んだ発表となりました。全てのプレゼンテーションに、アイディアの源となる課題意識がしっかり根付いており、インタビューやデータを深く読み込んでの仮説も見事でした。さらに、一見関係性が薄いように思われる物や事柄を関連付けることにより、価値を大きく広げることにも挑戦していて、非常に探究的だと感じられました。今後本格化する研究活動に活かされることを期待致します。