神戸情報大学院大学(KIC)は2023年より、ウガンダのICTセクターを支援する4年間の独立行政法人国際協力機構(JICA)の技術協力プロジェクトに他3社と合同でコンサルティングチームとして従事しています。今回、同プロジェクトの活動の一環でウガンダよりカウンターパート機関である情報通信技術・国家ガイダンス省(Ministry of ICT and National Guidance)の職員と、ICT企業4社を約2週間の行程で日本に招きました。
KICでは、実践を通じて課題を解決する「探究実践手法」を取り入れています。今回の訪問でも、ウガンダのICT関係者は、炭谷俊樹学長の講義や学生によるプレゼンテーションを通じて、問題解決に基づいた学びの方法論に触れました。このアプローチは、理論と実践を結びつけ、社会課題を解決する力を育むことを目指しています。
参加者からは「この手法をウガンダでも導入したい」「ビジネスに活用したい」との声が寄せられ、奨学金を活用してKICの修士課程への進学を検討する意欲も示されました。
また、神戸市が推進するスタートアップ支援やエンジニア育成施策を学び、参加者たちは日本のICT産業の成長の背景にある政策や仕組みへの理解を深めました。神戸は、スタートアップの拠点としても注目される都市であり、Microsoft AI Co-Innovation Lab Kobeの訪問や地元企業とのネットワーク構築を通じ、ICT技術の最先端とその社会実装を学べる環境は、国内外の若者にとって理想的な成長の場です。
KICは今後もウガンダをはじめ世界各国からの学生の挑戦心を神戸で開花させ、ICTを活用した新たな価値創造に注力していきます。