神戸情報大学院大学(KIC)は2024年10月1日、2024年度ICTイノベータコース秋季入学式を開催しました。昨年度に引き続きご臨席賜りました神戸市の久元喜造市長をはじめ、新たに包括連携協定を締結した甲南学園の長坂悦敬理事長、そしてJICA関西の木村出所長ら多くのご来賓をお迎えいたしました。本年度はナイジェリア、エチオピア、ガーナ、ギニア、ベナン、コンゴ民主共和国、シリア、ヨルダン、英国、バングラデシュ、ミャンマー、中国、日本から集まった学生たちが、ICTイノベータコースの新たな学期に臨みます。多様な文化的背景を持つ彼らが、今後ICT分野の技術を高め、革新的なプロジェクトを通じてグローバルな課題に挑戦することとなります。
式典ではまず、炭谷俊樹学長より式辞があり、KICの教育における三つの特徴を紹介しながら、次のような言葉で入学生を歓迎しました。
「ICTはかつてない速度で進化しています。スマートフォン、衛星、ドローン、Iotデバイスなどから得られるビッグデータの普及により、もはや情報へのアクセスが課題ではなく、それをどのように社会のために活躍するかが問われています。KICでは、最新の技術を学ぶだけでなく、それらを社会に良い影響を与えるためにどう応用するかも学びます。これにより、皆さんは世界に対して意味のある貢献を行うためのユニークな立場を得ることができるでしょう。」
「改めて、皆さん、ご入学おめでとうございます。そして、KICへようこそ。皆さんをお迎えできることを大変嬉しく思います。このエキサイティングで変革的な旅をサポートすることを心から楽しみにしています。」
その後、ご来賓の代表として、神戸市の久元喜造市長からも祝辞をいただきました。神戸市の魅力や成り立ちを説明しつつ、次の祝辞が贈られました。
「神戸情報大学院大学は、すでに2万人に近いプロフェッショナルを輩出し、地域と世界の発展に貢献しています。今年も13か国から、社会に大きく貢献できる探究心旺盛なエンジニアを目指す学生が集まっていると聞いています。気候変動、生物多様性の喪失、人口の高齢化、都市化の進展など、今日、私たちは多くのグローバルな課題に直面しています。これらはすべて、多くの革新的な解決策、特に皆さんの学ばれる分野から生まれる解決策を必要とします。そこで、このプログラムを卒業される皆さんが、ここ神戸で、そしてグローバルな舞台で、これらの解決策の開発に貢献されることを心から願っています。」
最後に新入生代表より、技術がよりよい未来を築く上で必要なものであると伝え、これからの2年間で、より良い未来を目指して働く人々を支援するために、自分にできる方法を見つけたいと宣誓いただきました。
これからの2年間、皆さんが革新的なイノベ―タになれるよう、職員一同全力でサポートさせていただきます。
ご入学、誠におめでとうございます!