2024年9月14日、神戸情報大学院大学(KIC)で2024年度秋季学位授与式が開催されました。式典には、ご来賓としてアフリカ開発銀行アジア代表事務所の河西修所長、JICA特別アドバイザーの三原朝彦氏、独立行政法人国際協力機構(JICA関西センター)の鍛治澤千重子開発大学院連携課課長にお越しいただきました。
今回の学位授与式では、16か国(アフガニスタン、コートジボワール、ザンビア、ナイジェリア、エジプト、ギニア、チュニジア、ルワンダ、シリア、グアテマラ、セネガル、ベナン、コンゴ、中国、台湾、日本)の学生が修了を迎え、炭谷俊樹学長から学位記が手渡されました。
修了生代表スピーチ
修了生を代表して、スピーチではKICでの学びを振り返り、感謝の気持ちが述べられました。スピーチの中で、21世紀に入った今もなお、世界にはまだ平和が訪れていない地域が多く、日々多くの人々が対立し、数々の課題に直面していることに触れ、
「2年前、私たちは世界中から集まり、KICでの学びを始めました。この2年間で、私たちはスキルを磨き、そして何よりも助け合うことの大切さを学びました。今日、私たちは再び集い、別れを迎えますが、これは終わりではなく、新たな章の始まりです。これから先、私たちがどこにいようとも、このKICの家族の一員として、共にこの小さな世界をより良いものにしていきましょう。」
と、新しい一歩を踏み出す決意を述べられました。
学長からの祝辞
炭谷俊樹学長は祝辞の中で、技術を学ぶだけでなく、それを現実世界に応用する力がついたことを称賛しました。
「皆様はAIやブロックチェーン、データサイエンスといった技術を習得されましたが、最も大切なのは、それらを活用して現実の課題に取り組む力を身につけたことです。技術そのものが答えを提供するわけではなく、あくまで皆様のビジョンを形にするためのツールです。皆さんの想像力とアイデアが未来を創るのです。世界は無限の可能性に満ちています。修了生の皆さんこそが明日のイノベーターです。」
修了生の皆様、心よりおめでとうございます!KICはこれからも世界から集うイノベーター達の育成に寄与して参ります。