2024年7月、神戸情報大学院大学(KIC)のICTイノベータコースの留学生をはじめとした学生たちが、ラーンネットグローバルスクールとの交流会に参加しました。
ラーンネットグローバルスクールは、炭谷俊樹学長が運営をする子どもたちが自ら自分の興味のあることを選択し学ぶ自立・探究型の学びの場です。3つのグループ(低学年(小1~2年)、中学年(3~4年)、高学年(5~6年) )に分かれて、午前中は子どもたちがタブレットや手描きのポスターを用いて、探究したことについての発表会を行いました。
テーマは様々で、
・興味のある都道府県の観光地や歴史、特産物について
・日本で一番暑い場所や寒い場所、そこでの暮らしについて
・自動車の作り方について
・水俣病や四日市喘息などの公害問題について
というような、授業で得た知識を基に、さらに興味を持ったテーマについて調べた成果を発表していました。
KICの学生たちは、日本にもアフリカのようにアイヌ民族という独自の民族が存在することや、県をまたげば家のつくりや農作物が異なることに驚いていました。
反対に、子どもたちも、北海道では最低気温がマイナス40度になるのに対して、アフリカでは日常的に気温が40度にもなること、60以上の民族が存在することなど、お互いの国の違いに興味を持っていました。
午後はKICの留学生たちが自国の文化または探究していることなどについて、言語や食べ物、観光地などについて、英語だけでなく、日本語も使いながら、発表しました。
参加していたベナン出身のアジズさん(2023年度ICTイノベータコース入学)は、自身の研究テーマの一つでもあるデジタルツインという複製技術についての説明を行い、人間や生物、家も完全にデータ化できる技術に子どもたちは驚いていました。
また、コートジボワール出身のアプリさん(2023年度ICTイノベータコース入学)はアフリカのお祭りや音楽について紹介し、シンセサイザーを弾きながら子どもたちと一緒に歌いました。最後には、全クラスの子どもたちやスタッフ全員で踊り、とても盛り上がっていました。
お昼休憩中も、バスケットボールやかけっこ、ピアノなどを通じて、KICの学生と子どもたちが一緒に楽しく遊んでいるなど、会が終わった後も「楽しかった」、「時間が足りない」、「また交流会をしたい」、「次回はKICに来てほしい」など、子どもたちも学生も充実した時間を過ごしたようです。
後日、子どもたちと留学生が互いにお礼のメッセージを送る予定です。