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お知らせ

2024年度4月ICTプロフェッショナルコース入学生探究実践演習レポート

学生の活躍

2024/6/27

神戸情報大学院大学(KIC)の2024年度4月ICTプロフェッショナルコース入学生による探究実践演習の最終成果発表が行われました。

本学の教育方針の根幹となっている1年次必須科目であるこの科目は、「探究実践」(課題を発見する、強みを磨く、現場で仮説検証を実践する)を土台としながらICTスキルを積み上げることで、世界中のどんなフィールドでも活躍でき、人々の幸福度向上に寄与するエンジニアやビジネスリーダーを育成することを目的に開講されています。

仕事をしながら学業に励む社会人学生も少なくないICTプロフェッショナルコースの新入生の探究実践演習の授業は、夜間のオンライン授業を通して、日本全国各地から学生がリモートで繋がり、探究活動に邁進してきました。

炭谷俊樹学長が直接指導する本講義では、様々な課題発見の手法を学び、学生が意識している出身国での課題を共有していきます。さらに、グループ毎に探究実践手法に基づき、課題解決と価値創造の仮説として探究チャートを作成し、人材、独自性、収支の側面から検証と実証を繰り返し、最終回ではグループ毎に一つの課題設定に対し、毎年ユニークな発想で、様々な視点から発表が行われます。今年度は8グループ毎に、下記のような生活の身近なテーマから、日本で社会問題となっているテーマまで、幅広い分野での探究活動の成果発表が行われました。

・明日を変えるヘルスケアアプリ ウォームアップ

運動、睡眠、メンタルヘルスをサポートするアプリ。現代社会の心身の健康問題に対応し、心理カウンセリング、瞑想、運動指導を提供します。AIを活用して個々のニーズに合わせたサポートを行い、心身の健康を維持します。主な収益源は会員費、広告収入、アパレル商品の販売で、3~5万ダウンロードを目指します。

・ちょこフレ〜会話はじめにスパイスを〜

ビジネスミーティングのアイスブレイクをサポートするアプリケーション。初対面の人との会話や商談の場面での緊張をほぐし、適切な話題を提供します。インタビューで多くの人がコミュニケーションの困難さを感じていることが分かり、このアプリの需要が確認されました。AIを活用し、リアルタイムで話題を提供することで、円滑なコミュニケーションを実現し、ビジネスの成果向上に貢献します。

・教員・保護者支援サービス

教員と保護者を支援するシステム。教員の事務作業負担を軽減し、保護者が24時間相談できるプラットフォームを提供します。AI技術を活用し、迅速かつ的確な情報提供を行い、ソーシャルワーカーや心理士の支援も受けられます。教育現場の実情を踏まえ、進路指導や新しい職業情報の提供もサポートします。収支計画では、5年後の黒字化を目指し、持続可能な事業運営を計画しています。

・Easy-KnowKnow

観光客や留学生、言語学習者を対象とした翻訳学習アプリ。高性能な翻訳機能と学習機能を兼ね備えており、AI会話シミュレーションや辞書機能も提供します。無料プランと有料プランがあり、ニーズに応じて選択可能です。ユーザーはコミュニティ機能で他の学習者と交流もできます。

・高齢者の介護のためのシステム

高齢者介護支援のためのAIシステム。介護者と被介護者間のコミュニケーションを円滑にするために設計され、AIを用いて発話の明瞭化、繰り返し質問への対応、遠隔操作機能、見守り機能などを提供します。これにより、介護者の負担を軽減し、被介護者の安心と安全を確保します。また、収支計画では、DX助成金を活用し、事業者をターゲットに月額5000円のサブスクリプション型サービスを提供し、4年目から黒字化を目指します。

・スパイセンサーマット(姿勢改善マット)

姿勢改善と運動不足解消を通じて健康寿命を延ばすことに着目し、現代社会において、悪い姿勢が腰痛や肩こり、内臓機能の低下など多くの健康問題を背景とし、姿勢を自動で検知し、改善策を提供するマットとアプリの開発。収益源として会員費や広告収入を見込み、3年目から黒字化を目指します。

・KIC生向けポータルサイト「KIC キャンパスコア」

履修登録や事務手続きの情報を集約し、生徒同士の交流を促進するコミュニティ機能を提供します。現状の学生の悩みを調査し、履修登録の課題や学生間の交流不足に対応するための機能を導入。これにより、快適な学生生活と活発な交流をサポートします。収支計画では初期費用を抑え、3年目からの採算を目指しています。

・教育補助AI ドラえもん —スマホ依存症のICT解決策

若年層のスマホ依存症を解決するための教育補助AI。このAIはスマホ依存症の改善と正しいスマホ利用を促進します。具体的には、健康問題の改善や自立性の育成を目指し、学習支援や情報活用能力の育成を図ります。AIアシスタントとデジタルペットの育成システムを組み合わせ、教師や親と連携しながら学生の学習とスマホ利用をサポートします。収益は月額課金で見込まれ、300万人の利用を目標としています。

この「探究実践」手法の基礎をマスターし、1年次後半からの「特定課題研究A」ではより実践的な仮説検証に移行します。また、2年次からの「特定課題研究B」で、プロトタイプの制作から、実社会への実装を目標にプロジェクトで研究活動に取り組んでいきます。

今後もKIC学生の探究実践を通した社会課題解決へのチャレンジにご注目ください。

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