神戸情報大学院大学(KIC)は2023年9月16日、ご来賓としてVictor Javier Almengor Caballero在神戸パナマ総領事、加田裕之参議院議員らを迎え、2023年度秋季学位記授与式を挙行しました。
今回の学位記授与式では、2021年10月に入学したICTイノベータコース世界12ヵ国(セネガル、ルワンダ、トーゴ、ジブチ、ナミビア、ナイジェリア、コートジボワール、ベナン、スーダン、パキスタン、ミャンマー、シリア)の留学生が修了、学位記が炭谷俊樹学長から手渡されました。
修了生総代スピーチは、日本のみならず異なる国々から互いに学ぶことで、自分の視野を広げ、探究実践による課題解決手法を磨いてきた一人でもある「日本/世界銀行 共同大学院奨学金制度(JJ/WBGSP)」奨学生のスーダン出身の留学生で、
「KICでの私たちの道のりは、並大抵のものではありませんでした。ユニークな志を持った多様な個人としてこの道を歩み始めた私たちは、今日、知識、経験、そして生涯続く友情を身につけ、一体となったコミュニティとして旅立ちました。
また、この場を借りて、私たちの家族や友人たちにも深い感謝の意を表しましょう。あなた方の愛、励ましは私たちの支えでした。皆さんは、迷いの中にあっても私たちの味方でいてくれ、私たちの功績を祝福してくれ、この素晴らしい旅路の間中、揺るぎないサポートを提供してくれました。今日の成功は、私たち同様、あなた方のものです。」
と、家族や異なる文化や背景を持つ仲間と深い友情を築き、留学の経験を通じて、新しい視点を獲得し、互いに共感し合うことについて述べました。
プロフェッショナルコースの代表学生からの送辞が送られるとともに、炭谷俊樹学長からの祝辞として、
「おめでとうございます。寿司職人が様々な魚介類を調理し、多様な味覚を生み出すように、皆さんもKICでの2年間、好奇心と熱意を持って、それぞれの強みと、AIやブロックチェーンなどの最先端なICT技術で、課題解決手法を編み出してきました。
今、皆さんはKICでの輝かしい2年間の証明を手にしています。次の旅でも、それぞれが社会をより良い方向へ変えていくインパクトを与えてくれることを楽しみにしています。」
と述べられ、修了生らのグローバルな視野と、世界の課題に立ち向かう準備が整った次世代のリーダーとして、明るい未来への一歩を祝福しました。
式では、成績優秀賞など特に優れた成績を収めた学生への表彰のほか、パナマとKICの関係強化に大きく尽力されたVictor Javier Almengor Caballero在神戸パナマ総領事へ名誉学位記が授与されるなどありました。
