2023年3月18日(土)、神戸情報大学院大学(KIC)は2022年度春季学位記授与式(ICTプロフェッショナルコース、ICTイノベータコース[ハロートレーニング])を挙行しました。コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底した上で、希望する修了生のご家族にもご参加いただきました。式はオンラインによるライブ配信を併せたハイブリッドでおこないました。29名の学生に学位が授与されました。
炭⾕俊樹学⻑は式辞で、
「本日はまことにおめでとうございます。今日は晴れやかな姿を直接見る事ができうれしく思います。去年の卒業生に引き続きコロナウイルス感染症の影響を多大に受けた学年でした。1年目の授業はほどんどがオンラインでしたが、2年目には少しずつ対面で実施する事ができ、特定課題研究においては積極的に外に出てフィールド活動をおこなって頂きました。それによってコロナ禍の影響を感じさせない探究実践をして頂いたと感じています。
みなさんの年代で印象的だったことが2つあります。1つ目は視野が多彩であり創造性に富んだ活動をされたという事です。オリジナリティあふれるユニークな発想で課題解決に取り組んで頂きました。2つ目は女性の活躍が顕著だったという事です。人数的にも女性が多かったのですが質的にも大変素晴らしかったです。私が学長となった12年前の当時は、プロフェッショナルコースの学生は技術好きの男性が多かったのですが、女性の活躍がどんどん増え、誰もがICTを活用して社会課題解決をしていく時代なのだと感じました。
これからの人生、順風満帆の時もあれば、答えが見つからずに苦しむこともあるかもしれません。そんな時は家族、同僚、友人に加え、これからはKICの教員や学生のネットワークもぜひ活かしてもらえればと思います。本日は本当におめでとうございました。」
とエールを送りました。
在学生代表は送辞で、
「新たな未来への一歩を踏み出される修了生の皆様、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。研究室や課外活動で様々な相談に乗っていただきました。色々とサポートをしていただき本当にお世話になりました。修了生の皆様が夢に向かって駆け出し、花のように眩しく咲くことをお祈り申し上げす。」
と、修了生へ感謝と応援のメッセージを述べました。
修了生代表は答辞で、
「この2年間は幅広い分野におけるICTの知識と技術の習得に努めて参りました。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、授業もオンラインが中心であったことから心細さもある中でのスタートでした。しかし、そのような中であっても丁寧にご指導くださる諸先生方の存在や、直接会えなくとも切磋琢磨しあえる友人の支えがあったからこそ、無事に今日という日を迎えることが出来ました。ここで得た知識や経験を活かし、自らの道を切り開くよう全力を尽くして参ります。」
とこれまで支えてくれた人へ感謝を述べるとともに、これからの決意表明をおこないました。
優れた学業成績を収めた修了生に贈られる「成績優秀者」、秀でた研究活動に対して贈られる「探究実践賞」、多様性の観点にて顕著な活動に贈られる「研究科特別賞」の表彰がおこなわれました。
修了生は笑顔で喜びを分かち合いました。
教職員一同、これからの修了生の活躍を心より祈念しています。