2023年3月12日(日)神戸市主催による「神戸アフリカフォーラム~神戸とアフリカ:WHAT’S NEXT~」がANCHOR KOBE(アンカー神戸)で開催されました。
神戸情報大学院大学(KIC)からは内藤智之副学長が全体のファシリテーターを担い、福岡賢二学長代理、アフリカミーツ関西実行委員長でもあるセンダ・ルクムエナ教授、現在ICTイノベータコース1年生に在籍するJICAの留学生であるミガン・アントニー・ヴェレラン・ラウさん、そしてICTイノベータコース修了生で、ルワンダから世界へアフリカ生地のアイテムを届ける自身のアパレルブランドを起業したBerwanda代表の松原理恵さんが参加しました。
また、本フォーラムには神戸市 久元喜造市長をはじめ、神戸市 垣内正雄新産業部長、一般社団法人ボック・ジャンバール オンバダ香織氏、シスメックス株式会社 赤松慎治郎グローバルマネジメント本部長、株式会社アシックス 竹村周平Cプロジェクト部長、株式会社ダブルフェザーパートナーズ 武藤康平代表取締役・CEO、独立行政法人国際協力機構関西センター 木村出所長らが参加し、総勢11名のパネリストが神戸市のアフリカ戦略の方向性に関して意見を交わしました。
広く一般聴講者も募集され、50名近くの参加があるなど感心も非常に高いものとなった本フォーラムは、「産官学地(地域)」を代表するパネリストが、日本とアフリカとの意識などのギャップ、アフリカでのビジネスの現状と課題、アフリカのスタートアップ、アフリカと神戸をつなぐ人材のテーマに沿って、自身の取り組みについて発表し、アフリカと神戸市が相互に好循環が生まれるために必要な仕組みなどについて議論を行いました。
KICの福岡学長代理は議論の中で、KICを通して神戸を巣立った200名近いICT分野のアフリカからの修了生と、彼らと共に学んだ日本人修了生に着目し、そのような両国の人材は今後のデジタル社会における宝物であり、そのポテンシャルを具現化させる仕掛けの一つとして、未来を担う若者が集うことで新しい経済の流れを生み出す枠組みである“Kobe Africa Social Innovation Forum”「神戸・アフリカ・社会イノベーション・フォーラム(仮称)」の提言を行いました。
久元喜造市長は、アフリカとの交流では今後イノベーションを期待したいとしながら、神戸市とアフリカとの交流の動きが活発化する中、連携の基盤にもなる交流団体の設立を「検討課題にしたい」と述べられました。
KICは今後も神戸市や関係する企業、団体と連携し、アフリカとの協働を教育の分野からまい進していきます。