神戸情報大学院大学ではこの度、「本気」でSDGs×イノベーションを学び取り組む「SDGsイノベーション道場」第2期を昨年9月より開催し、企業から派遣されたり個人で参加されたりした方々と切磋琢磨した6か月間を経て、この2月に無事終了致しました。
この道場前半はインプットフェーズとして、学長の炭谷俊樹、客員教授の小田真人と小塩篤史と共に、事例を調査分析し、創造的な発想力や質問力を身に付け、最新技術についての知識や応用方法を学びました。
後半はグループに分かれ、学んだ手法を応用して、現実のSDG課題の要因を掘り下げ、技術を用いた解決策を立案し検証を繰り返し、最終回ゲストを招いての場でプレゼンを行いました。
今期参加者が取り組んだ内容は以下の通りです。
1) 日本で森林が放置されている課題に対する「CO-FOREST ~共に森を・森と共に~」
2) 日本で地方移住が進まない課題に対する「様々な形のWell-beingを実現する事業 ~豊田市山村部をモデルとして~」
3) モロッコで女性の社会進出に制限がある課題に対する「なりたい私と仕事マッチングサイト@モロッコ ~制限を感じることなく仕事を選べる社会へ~」
それぞれ社会における課題は少なからず見えていたものの、それに対して提供しようと考えるサービスが受け手にとって喜ばしいものであるかは、インタビューなどを通しての検証でしか分かりません。各グループ、様々な立場の方にコンタクトを取り、インタビューをしたりアンケートを取ったりして仮説の検証を繰り返しました。例えばあるグループはその中で、課題の設定に自分たちの思い込みが入っていたと気づき、またあるグループは、本校のモロッコやミャンマーからの留学生にインタビューをし、対象国を絞っていきました。このような検証を繰り返し、複数名で事業を形作っていく経験は、個人そして企業としての飛躍に繋がっていくことでしょう。
今後も神戸情報大学院大学は、企業や広く一般の方々に向け、社会課題を共に解決する学びと実践の場を提供していきますので、乞うご期待下さい。