学生・修了生の声

大学新卒生だけではなく、企業の第一線で活躍している社会人まで幅広い学生が在籍し、日々研鑽を積んでいます。

農産物流通の課題をICTで解決

S.Tさん

2023年10月ICTイノベータコース入学

学部時代にカンボジアの小学校を訪問したことをきっかけに、国際協力に関心を持つようになりました。旅行会社での勤務を経てJICA海外協力隊に応募しましたが、コロナ禍により派遣が延期。その間に独学でプログラミングを学び、その面白さに惹かれ、国際協力とICTを本格的に結びつけて研究したいという思いが強まりました。実際の派遣ではルワンダの農業協同組合に配属され、コーヒー豆の販路拡大や農業ツーリズムの推進に携わりました。その経験から「ICTを活用すれば現場の課題を解決できるのではないか」と実感し、帰国後にKICへの進学を決意しました。ICTの専門知識だけでなく、課題解決の計画立案まで実践的に学べる点に大きな魅力を感じたのです。

在学中は、ウェブ広告制作会社で働きながらフルオンラインで授業を受講しました。国際協力の現場で活躍する教員や志の高いアフリカからの留学生たちとの対話は大きな刺激となっています。また、AI技術の最先端の動向や、実際のビジネスで役立つプロジェクトマネジメント手法・ツールを学べることもKICの大きな魅力でした。

修了後は開発コンサルタント会社への就職が決まっています。今後は協力隊で得た経験と、KICで身につけたICTの知識を活かし、途上国が直面する課題の解決に貢献できる仕事に取り組んでいきたいと考えています。

ICTを活用して弱い立場の人の役に立ちたい

T.Hさん

2021年10月ICTイノベータコース入学

中学3年生のとき、何気なく手に取った松浦耕一郎氏(日本人で初めてユネスコ事務局長に就任)の著書がきっかけとなり、国際協力への関心を抱くようになりました。大学卒業後は一度広告代理店に就職しましたが、営業職として働く傍ら、国際協力に役立つスキルを学べる大学院を探し続けました。その結果、神戸情報大学院大学(KIC)への進学を決意しました。入学後は、アフリカや東南アジアからの留学生が多く暮らす寮に入り、授業のほとんどが英語で行われるため、日本にいながらも英語漬けの生活を送ることができました。
大学院に入学した当初から企業研究を進め、修了後は念願だった開発コンサルタント会社に就職。「できるだけ早く現場で経験を積みたい」という希望が叶い、アンゴラでICT関連の調査業務に従事しました。
国際協力の分野は最初の一歩を踏み出すのが難しい業界かもしれません。しかし、KICには豊富な経験を持つ先生方や、母国の未来を担って学びに来ている留学生たちと切磋琢磨できる環境が整っており、その足がかりとして最適な場であると実感しています。

多彩な価値観を持つ学生と学ぶ

A.Aさん

2020年10月ICTイノベータコース入学

入学前、私は国際協力機構(JICA)の海外協力隊員としてバヌアツ共和国に派遣されていました。任期を終えた後、今後のキャリアにおいてICTスキルが不可欠であると考え、ICTと国際開発を体系的に学べる数少ない教育機関である神戸情報大学院大学(KIC)のICT4Dコースに進学しました。修了後は開発コンサルタント会社に就職し、モザンビークを担当しています。
ICTイノベータコースの魅力は、多様な背景を持つ学生と学び合える環境にあります。アジアの政府関係者やアフリカのエンジニアなど、国際色豊かな仲間と共に切磋琢磨できる点は、他にはない大きな特色です。私はバヌアツでの経験を踏まえ、途上国における雇用創出を目的に、ギグワーク(短期的かつ雇用契約を伴わない働き方)を基盤としたサービスやアプリの開発・研究に取り組みました。その過程で、各国の事情に即したソリューションを検証することの重要性を強く実感しました。
KICには、出身国ごとの多様な価値観を持つ学生から直接ヒアリングできる恵まれた環境があります。さらに、国連機関やJICAプロジェクトで豊富な実績を持つ教授陣との議論を通じて、実践的かつ応用的な研究を進めることが可能です。授業は英語で受講することもでき、国際協力の現場で役立つ実践的な英語力を磨ける点も大きな魅力の一つです。

アフリカ・ルワンダと日本を、オーダーメイドの洋服で繋ぐ

R.Mさん

2019年10月ICTイノベータコース入学

私とルワンダの出会いは、早稲田大学で国際関係について学んでいた頃のことです。ゼミの教授がアフリカに詳しい方で、ゼミを通じてルワンダ首都のキガリで「Kiseki Authentic Japanese Restaurant」という日本食レストランを経営している日本人女性を知りました。その方は、現地でシングルマザーの支援にも取り組んでおられ、「私もいつかは日本を飛び出して国際貢献・国際協力をしたい」という思いを抱くようになりました。
大学卒業後は、都内で外資系IT企業に就職して営業をしていました。約7年間の社会人生活を経て30歳になり、社会人としての自信もついたと実感し「大学生のときに志した国際貢献に取り組むときがきた」と決意し、勤めていた会社を退職。日本で唯一ICT4D(ICTを使った社会・経済開発)を学べるKICの門を叩きました。ルワンダに移住して、現地で事業を本格化したいと思っています。

多様な仲間と築く開発プロジェクト

A.Iさん

2014年10月ICTイノベータコース入学

国際協力と情報技術に興味があり、学部卒業後、一度就職した後で2014年神戸情報大学院大学へ入学しました。ICTイノベータコースでは、アフリカの国々やアフガニスタンからの留学生とともに日々学びました。授業では特に学生間で協力し開発プロジェクトを考える機会が多く、現場での具体的な計画の立て方等を実践的に学ぶことができます。このような場面ではJICA職員や開発コンサルタントなどの専門家から直接意見を頂くこともできて、非常に恵まれた環境だったと思っています。留学生のクラスメートとともに活動に取り組むことで自然に各国の文化や情勢に基づいた考え方をするようになりました。
また、私は文系出身者なのですが、技術系の授業はICTの基礎から順に身につけ、その分野の出身者からも教えてもらうこともありとても満足しています。学生は皆それぞれ自分の特性を活かして興味のある分野をテーマに研究しています。学内外で講演会や会議に参加することも頻繁にあります。JICA関西も近くにあり、国際協力関連情報も入手しやすいこと、また、阪神大震災を経験した神戸に位置しているので防災に関する取り組みに係わることができることもこの場所の利点と考えます。

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