
将来の姿は「ICTで仕事をする自分」 ~KICでかなえたSEへの夢(前編)~
自分自身が考えたことを実際に設計書に起こし、プログラムを組んで稼働させるというのは、大変おもしろく、やりがいを感じました。
2015/11/18
プロフェッショナルコース(2015年卒業)
辻本 千秋さん(関電システムソリューションズ株式会社勤務)
数学の教師を目指し、愛媛の大学で学びました。そこで数学科の必須科目として受講していたC言語でのプログラミングの授業がとてもおもしろく、大変興味を持ったのです。パソコンにはあまり馴染みがなかったのですが、コツコツとプログラムを組み立てていくものづくりの作業は予想外に楽しいものでした。卒業を控えた4年生の頃になると「将来はプログラムの技術を学んでICT関係の仕事に就きたい」と漠然と考えるようになっていました。
大学でプログラミングの授業を受けているだけではまだまだ知識が足りない、と思っていた私は、大学卒業後にICTを学べる学校を探し始めていました。愛媛での学生時代は下宿をさせてもらっていて、これ以上両親に経済的な負担をさせるわけにはいかないので、卒業後は実家の神戸に戻ろうと思っていました。そんな時に見つけたのが地元神戸にある「神戸電子専門学校」でした。もちろん迷いもなく入学を決めてしまいました。必要なICT技術と知識を習得したいという強い意欲を持ち、1年間の専門学校生活に臨みました。基本情報処理試験をはじめ、資格試験を片端から受けるという忙しくも充実した生活を送りながら、SEになるという目標に一歩ずつ確実に近づいていきました。
専門学校に入学する以前からKICのことは気になっていました。卒業後は自然にKICへの進学を意識するようになってはいましたが、まだまだ勉強が足りない、知識が追いついていないのでは、という不安もあったのです。そんな時、進学について相談していた先生から、KICへの進学を薦められました。知識の有無は絶対必要条件ではなく、学ぶ意欲、ということを説明していただき、やはり大学院での学びをあきらめきれずに改めてKICへの入学を決意しました。
晴れて入学したKICでは、興味深い授業がとても多かったのが印象的です。藤原明生准教授の「情報アーキテクチャ特別実験」は「お客様からこんな要望があるのではないか」という想定をもとに、その要望に答えるためのシステムを自分で考え、設計します。自分自身が考えたことを実際に設計書に起こし、プログラムを組んで稼働させるというのは、大変おもしろく、やりがいを感じました。アイデアを形にする充実感を再確認させられた授業でした。また、吉田博哉講師の「プログラミング特論」で学んだJava言語は大変印象に残っています。自分で書いたプログラムを実際画面上で動かすのですが、視覚的にも楽しめるJava言語のおもしろさに、夢中になってプログラミングをしたことを思い出します。
ビジネスシーンに直結するKICでの学び ~KICでかなえたSEへの夢(後編)~
KICでの2年間でしっかりとビジネスの場面に直結する学びを得られたことを、改めて実感しています。まだ毎日が緊張の連続ですが、一日でも早く慣れて、自信を持って仕事に臨みたいと思っています。