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学生に何を与えられるのか ~ICT技術を学ぶ意義とその価値(後編)~

ICT教育

2015/11/18

学生時代に起業を経験

学生時代に起業を経験

講師 吉田 博哉

大学在学中に起業をするという経験をしました。ちょうど2000年頃、時代は世の若者を後押ししようという風潮があり、ベンチャー企業に出資してくれる人も現れ始めた頃のことです。私が所属していたゼミの先生と共に、会社を始めました。企業を回り、資本金4500万円を集めてのスタートという本格的なものです。当時学んでいた専門分野を生かしながらWebアプリの開発、社内システムの構築などの業務を経験しました。私は大学院修了と同時に退職しましたが、この会社は現在も形を変えながら存続しています。

大切なのは「ICT技術」と「社会」を結ぶこと

これはもともとゼミの先生が私たちの貴重な学生時代に「何か残してやりたい」と願って実現したものだったのです。ただ受け身のまま学ぶだけではなく、いかにビジネスとして成り立たせるか、技術を売るのはもちろん会社の運営まで実践的に学ぶ機会を与えてくださっていたのです。この先生との出会いは、後に教員となって学生を指導する立場となった現在の私に大きな影響を与えてくれました。私も学生たちに何を与えられるのか、常に心に留めながら指導をしています。

教員と学生の距離が近い研究室

一般の大学では、教員の研究室と学生のゼミ室が分かれている場合が多いようですが、KICの研究室には常に教員と学生が同居しています。学生は何か分からないことがあればすぐ教員に聞くことができますし、私も時間を見つけては「調子はどう?」などと学生たちに気軽に話しかけています。時にはゼミ旅行と称した合宿を開催し、研究成果の報告会や捻出したアイデアをもとにシステムを構築するハッカソンを実施しています。すでに社会人となっている修了生も参加してくれるので、学生にとってはおおいに刺激となっているようです。合宿をきっかけに学ぶことに意欲的になり、活発に活動を始めるといった効果のあった学生も多くいました。

「失敗できること」は学生の特権です

学生が社会人と違うのは「失敗が許される」ことだと思います。社会に出ると失敗は絶対に許されません。失敗を恐れるあまり、アイデアを形にすることが怖い、思い切った変化や新しい取り組みがなかなかできない、などということも起こります。しかし学生であれば経験不足やコミュニケーションが苦手なのも当然のこと。大学には、失敗を糧としてやり直せる場所が用意されています。失敗を恐れず、やりたいことにはどんどんチャレンジしてほしい。KICにはそんな環境が整っているのです。ぜひ充実した学生時代を共に過ごしましょう。

吉田 博哉 講師 研究室

吉田 博哉 講師 研究室

学生自身が身近な課題(研究テーマ)を発見し、解決に向けた提案システムを構築する取組を行います。特に、構築した提案システムが問題解決に繋がったかどうかを利用者視点で検証する事で、本当に有益なシステム作りについて学びます。

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