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この国の誰かの役に立ちたい! ―人が幸せになるためのICT教育―(前編)

ICT教育

2015/11/18

ICTで何ができるのか

ICTで何ができるのか

神戸情報大学院大学に入学しようとする皆さんの中にはICT技術者になりたい」という思いをお持ちの方も少なくないでしょう。しかし長年、民間企業に身を置いていた私が実感するのは、素晴らしい技術力も、目的を見失うとなんの意味もなさないということです。

戦後、焼け野原から見事なまでに復興し、高度経済成長を経験してきた我が国にとって、「日本の技術力」は世界に誇れる大切な宝です。しかし近年の景気低迷の世の中にあって、「これまでのやり方でやっていけるだろうか」と見直さなければならない時期にきていると感じます。

「解決したい」を実現する人に

なにを言っているんだ、と思う人もいるかもしれませんね。でも「技術」っていったいなんのためにあるのでしょう。

それは「人が幸せになるため」です。皆さんは日々の生活の中で「こうだったらいいのに」「これは困ったな」と思うことがありませんか。そう思ったところでたいていはそのまま忘れ去られる。でも、ほんの少しその場に立ち止まって「それが本当に実現したら、その問題が解決したら、どんなに素晴らしいだろう」と考えることがあるのではないでしょうか。これを実現していくためにICTInformation and Communication Technology)教育」が必要とされている、と言っても過言ではないでしょう。

ビジネスとしてICTに必要なもの

神戸情報大学院大学が最も大切にしている「探究実践」という考え方は学長の炭谷俊樹がかつて企業のコンサルタントとして北欧に赴任していた時に、現地で新たな考え方に触れたことから生まれました。人が本当に必要としていること、解決してほしいことをICTで実現したい。ただし、やみくもに実行できるわけではありません。ビジネスには予算があり、期限がつきものです。言われたことを、そのまますべて盛り込むことが正解とは限りません。相手が何を求めているか「探究」し、必要な技術にフォーカスする。時にはバッサリと切り捨てなければならないことも出てくるでしょう。それを判断、説得する力が必要になってくるのです。

「人に寄り添う力」は世界を駆けめぐる

「誰かのために役に立ちたい」「困っている人を助けたい」という気持ちは人間の持つ本質のような気がします。まずは「人として」他人の心をどこまで汲み取ることができるのか。人に寄り添うことで生まれる技術をICTと考えます。

ICTはまず「人」ありきです。社会課題発見と解決能力を持ち、「人を幸せにできる」ICTを有効に活用できる人材としてひとりでも多くの人が神戸情報大学院大学から世界中に羽ばたいていってほしいと願っています。

開発途上国における課題を解決するために -人が幸せになるためのICT教育-(後編)

開発途上国における課題を解決するために -人が幸せになるためのICT教育-(後編)

目線を少しだけ外へ向けてみませんか。開発途上国は多くのさまざまな問題を抱えていて、多くの人々が日常生活にさえ支障をきたすほど困っている現状があります。まずはこのことに気づいてほしいのです。

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