
●コンピュータシステム基礎論
●情報ネットワーク特論1
●特定課題研究A
●特定課題研究B
◆プロフィール
岡山大学工学部電気工学科卒業。京都大学工学博士。明石工業高等専門学校教授、和歌山大学教育学部教授、和歌山大学システム工学部教授を経て現在に至る。和歌山大学名誉教授。和歌山大学在職中には、情報処理センター長、システム情報学センター長、評議員、附属図書館長などを歴任。和歌山県情報化推進協議会会長(2006-2007年度)。情報処理学会会員。
◆主な研究実績
スプライン関数とその応用(シリーズ新しい応用の数学20),教育出版,1979.(共著)Curve fitting by a one-pass method with a piecewise cubic polynomial,ACM Transactions on Mathematical Software,Vol.3, No.2, pp.164 - 174, 1977.(共著)Data fitting with a spline using a real-coded genetic algorithm, Computer-Aided Design, Vol. 35, No. 8, pp. 751 - 760, 2003. (共著)InCom: Support system for informal communication in 3D virtual worlds generated from HTML documents, IEICE Trans. on Information and Systems, Vol. E88-D, No. 5, pp. 872 - 879, 2005. (共著)
私の主な研究内容はネットワークと動画像です。元々は、曲線や曲面を表現するための数学的な道具であるスプラインを専門に研究していました。インターネットのコンテンツやアニメキャラクタ、私たちの身近にあるさまざまな道具、これらの多くのものにはなめらかな曲線や曲面が含まれています。これらをデザイン制作、画像処理、工業生産などに応用するためには、コンピュータによって形状を数学的にモデリングしなければなりません。そのための道具のひとつがスプラインというわけです。このスプラインは、コンピュータグラフィックスと関わりが深く、私の研究もスプラインからコンピュータグラフィックスや画像処理にシフトしてきました。現在、ネットワークと動画像を組み合わせたアドバイス支援システムや監視支援システムを研究中です。
ネットワークと動画像を組み合わせると、いろんな可能性が広がります。例えば、楽器演奏やスポーツ、リハビリなど、高度で複雑な動きを伴うもののスキル向上を支援するシステム。通常は指導者がマンツーマンでしかできないことが、遠隔でもできるようになります。eラーニングのような教育システムはすでにありますが、高度な身体的動作を伴う指導は、カメラで写すにしても隠れた部分はわからないなど、なかなか難しいのです。
また、生産現場でのトラブルを動画像でキャッチし、遠隔で原因分析することも可能になります。これを監視システムに応用すれば、防犯にも役立つことでしょう。このような研究を活かした新しい技術を、何とか世の中に広めていきたいと考えています。
自分のテーマであるネットワークと動画像を大きな枠組みとしながら、学生の興味やニーズに合わせて指導を行っています。例えば、生産現場の支援システムに関する研究がテーマの学生には、動画像を活かして、過去に起こった異常を振り返って分析する手法など、私の専門分野で役に立つことをアドバイスしています。
基本的に学生の希望を優先し、私はコーチ的立場で指導します。学生のほうで、実現したいテーマがあれば、私も一緒に勉強しながら教えますし、まだテーマが漠然としている学生には、興味を方向づけられるように指導します。
優れた技術者になるためには、知識と技術だけでは不十分で、プラス「心のトレーニング」が必要。専門的なことだけではなく、生き方、熱意、課題に取り組む意欲。そういうことにもアドバイスを積極的に行って、学生がモチベーションを高く持てるような指導に取り組んでいます。
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